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「Merlin's Isle of Gramarye」 更新停止によせて

 まずは、長いご愛顧をありがとうございました!
 気づけば4年半にも及ぶ運営となりましたが、始めたきっかけは些細なものでした。
 ブロードバンドの世界に飛び込んですぐに素敵サイト様の魅力に惹かれ、自分でもバンドルソフトのホームページビルダーで作成に取りかかってみたのです。
 慣れない頃は、特に学校の同級生や相互リンク先の管理人の皆様に支えてもらいっぱなしでした。その後アーサー王サイトとしてヤフーに登録したり、ドラクエ小説をきっかけに多くの方にお越しいただいたりと、楽しかった思い出を挙げていけば枚挙に遑がありません。

 その中でも特に印象深いのが、2006年の夏、留学したばかりの私にとってこのサイトが大きな憩いの場となってくれたことでした。
 英会話が上手くいかなくて友達ができなくて孤独と劣等感からクスリに手を出してイギリス政府に強制送還されて学校も退学させられて仕事も見つからなくて家族からも白眼視されて一気に人生のどん底に落ちるのでは…と不安を抱えて渡英しましたが、サイトを通じて色んな人に応援してもらって、本当に嬉しかったです。
 特に両親が進学&留学に大反対でしたので、ブログを見た皆さんが「おめでとう!」「頑張って!」と言ってくれたことが大きな心の支えでした。

 ですが、私が皆さんの親切さに甘えすぎたのがいけなかったのでしょう。きちんと理解しやすい文章を書くことを忘れ、こちらの都合のいいように解釈してくれることを無意識に要求していたようです。特にイギリス生活で日本語の使用に不自由を感じているなら、より注意を払うべきでした。
 結果としてこういう形での更新終了になってしまって申し訳ありませんが、けれども「誤解」「コミュニケーションの失敗」をテーマにした小説を多く扱っているサイトに相応しい、ドラマティックな幕切れだったのではないかとも思います。
 四年半の運営期間、私にヴァーチャルな居場所を作ってくれた皆さん、本当にありがとうございました!
 またどこかで皆さんにお話を読んでいただく機会があれば嬉しく存じます。


 当サイトの名前である「Merlin's Isle of Gramarye」はT.H.ホワイトの小説『過去と未来の王』に出てくるアーサー王の領地です。
 今の私は、まさにエクスカリバーを返してアヴァロンへ旅立つ老王のような心境。テニスンのアーサー王が言い残した「古き秩序は変わる、新しきものに場を譲りながら。(中略)さもなくば、ひとつの善き習慣が世界を滅ぼしてしまう。」という台詞を噛み締めながら、笑顔でお別れしたいと思います。


 当サイトを気に入ってくださった方へ。拙い表現にもかかわらず、私の文章を好意的に受け入れてくださってありがとうございます。

 小説を読んで笑ったという感想をくださった方へ。ひとときでもあなたを楽しい気分にさせることができたなら、私もとても嬉しいです。

 小説を読んで泣いたという感想をくださった方へ。キャラクターたちの苦しみは、大半が過去における実体験をベースに書き直したものでした。自らの愚かしさが招いた当然の報いであるにも関わらず、彼らの悲しみに共感してくださったことに感謝します。

 それでは!



 ろーれる


 (2007年3月6日 暫定UP&4月2日 加筆修正)





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